友情結婚で大切なのは「価値観の一致」
パートナーを探すとき、何を大切にしますか?
恋愛結婚なら「好き」という感情が最優先かもしれません。でも、友情結婚は違います。友情結婚では「価値観の一致」が最も大切です。友情結婚の基本については「友情結婚とは?」で詳しく書いています。
恋愛感情がない分、一緒に生活する上での考え方が合っているかどうかが、関係の長続きを左右します。では、具体的にどんな価値観を確認すべきなのか。
友情結婚で確認すべき価値観
1. 子どもについての希望
友情結婚を選ぶ方の中には「子どもを持ちたい」という方が少なくありません。これは友情結婚において最も大切な価値観の一つです。
子どもを持ちたいか持ちたくないか、持つ場合は何人くらいを考えているか、子どもを持つ方法(シリンジ法、養子縁組など)についての考え、子育ての分担。特にアセクシャルの方やLGBTの方にとって、子どもを持つ方法は重要な話題です。性的関係を持たない前提での子どもの授かり方について、お互いの考えを事前にすり合わせておく必要があります。詳しくは「友情結婚で「子ども」をどう考える?」をご覧ください。
2. 住居形態の希望
友情結婚では、住み方にもバリエーションがあります。
同居型は、同じ家に住み、日常生活を共にするスタイル。家事や生活費を分担して、パートナーとして一緒に暮らす感覚です。別居型は、住む場所は別々で、書類上は夫婦だが生活は独立。お互いのプライバシーを最大限に尊重できます。週末婚型は、平日は別々、週末だけ一緒に過ごすスタイル。仕事と私生活のバランスを取りやすく、ほどよい距離感を保てます。
どの形態が良いかは人それぞれ。自分がどんな生活を望んでいるか、明確にしておくことが大切です。
3. 金銭感覚と経済観
お金の使い方は、共同生活で避けて通れない話題です。友情結婚では特に「お金の話をオープンにできるか」がカギになります。
生活費の分担方法(折半か収入比か)、貯蓄に対する考え方、大きな買い物の決め方、将来の資産形成。恋愛結婚では「お金の話は野暮」という雰囲気がありますが、友情結婚では最初からオープンに話し合うべきです。ビジネスパートナーのような関係性だからこそ、金銭面の認識合わせは欠かせません。
4. プライバシーの尊重度
友情結婚では、お互いの個人的な時間や空間をどう扱うかも重要です。
アセクシャルの方やLGBTの方の中には、同性のパートナーがいる方もいます。そうした関係を持つことへの理解や、プライベートな時間の確保についての考え方を確認しておきましょう。一人の時間はどれくらい必要か、パートナー以外の人間関係(友人、恋人など)への考え、相手の予定をどこまで把握したいか、連絡の頻度はどれくらいが心地よいか。
友情結婚だからこそ、「束縛しない関係」を望む方が多い。でも、「全く干渉しない」と「適度に関心を持つ」は違います。お互いが心地よいと感じる距離感を、事前に話し合っておくのが大切です。
5. 家族・親族との関係
結婚すると、相手の家族との関係も生まれます。民法上の婚姻関係に入ることで、法的な権利と義務が発生します。
友情結婚の場合、「なぜ友情結婚を選んだのか」を家族に説明するかどうかは大きな問題です。親や親族に友情結婚であることを伝えるか、家族行事への参加頻度、将来の介護についての考え、お互いの実家との距離感。特にLGBTの方で「カミングアウトしていない」という場合、友情結婚の説明は複雑になります。どこまで本当のことを話すか、どんな設定で行くか。事前に二人で話し合っておく必要があります。
6. キャリアと人生設計
将来どんな生活を送りたいか、大きな方向性の一致も重要です。仕事と家庭のバランス、住む場所(転勤の可能性、海外移住の希望など)、リタイア後の生活イメージ、人生で成し遂げたいこと。
友情結婚は人生を共に歩むパートナーを見つけること。5年後、10年後、20年後。お互いの人生設計が大きくずれていないか、確認しておきましょう。
価値観は「話し合い」で育てるもの
価値観が完全に一致する人を見つけるのは、正直難しいです。
でも、価値観は話し合いの中ですり合わせていくものでもあります。最初から100%合う必要はない。違いがあったときに、お互いが歩み寄れるかどうか。
友情結婚は、恋愛感情に頼らない分、コミュニケーション力が問われる関係です。「この人となら話し合える」と思える相手を見つけることが、友情結婚がうまくいく秘訣かもしれません。実際に友情結婚した方の体験談は「MITRAで出会って結婚するまでのリアルな話」で紹介しています。




