「友情結婚するなら、やっぱり一緒に住むべき?」
MITRAにもよく寄せられる質問です。正直なところ、同居でも別居でも、うまくいっているカップルはたくさんいます。自分たちに合ったスタイルを見つけることが大切。今回は、実際に友情結婚をした方々の声をもとに、住居選びのポイントをお伝えします。
同居を選んだカップルの声
Aさん夫婦(30代・結婚3年目)の場合
Aさんたちは、結婚当初から2LDKのマンションで同居しています。
「最初は不安もありましたが、お互いの部屋を持つことでプライベート空間を確保できています。リビングで一緒にご飯を食べることもあれば、各自の部屋で過ごす日もある。このゆるさがちょうどいいんです」
同居のメリットとして、Aさんはこう続けます。「家賃や光熱費を折半できるのは大きいですね。東京だと一人暮らしでも家賃が高いので、二人で住むことで経済的な余裕が生まれました」
同居で気をつけたいこと
同居には調整が必要な面もあります。生活リズムが違う場合、音や生活音が気になることも。Bさん(40代)は「夜型の自分と朝型のパートナーで、最初は生活音でストレスを感じた」と振り返ります。
解決策として、Bさんたちは深夜0時以降は静かに過ごす、休日の朝は起こさない、イヤホンを活用する、といった同居のルールを決めたそうです。「ルールを決めてからは快適になりました。最初から話し合っておけばよかったですね」とBさん。
別居婚を選んだカップルの声
Cさん夫婦(30代・結婚2年目)の場合
Cさんたちは、同じ沿線の別々のマンションに住んでいます。電車で15分ほどの距離。いわゆる別居婚のスタイルです。
「友情結婚だからこそ、適度な距離感を大切にしたかったんです。一緒にいたいときは会えるし、一人になりたいときは自分の家に帰れる。この自由さが心地いい」 内向的な人にとっては、この距離感が特に大きな安心材料になるかもしれません。
週末は一緒に過ごすことが多いそうですが、平日はそれぞれの生活を優先。「仕事で疲れているときに無理して会話しなくていいのは楽ですね」とCさんは話します。
別居婚のデメリットも正直に
ただし、別居婚には経済的な負担があります。家賃は単純に2倍。Cさんたちも「最初は出費が痛かった」と認めます。
周囲への説明も必要になることがあります。「なんで別々に住んでるの?」という質問に対して、Cさんたちは「お互い仕事の都合で」と説明しているそうです。
結局、どっちがいいの?
同居と別居、どちらが正解かは人それぞれ。ただ、友情結婚を選んだカップルに共通しているのは、事前にしっかり話し合っていることです。
生活リズム(朝型か夜型か)、一人の時間がどれくらい必要か、経済的な負担をどう分けるか、将来的に同居/別居を変える可能性はあるか。こうした点を、結婚前に確認しておくといいかもしれません。
お試し期間を設けるのもアリ
いきなり決めるのが不安なら、お試し同居をしてみるのも一つの方法です。1〜3ヶ月ほど一緒に暮らしてみて、合わなければ別居に切り替える。逆に、別居からスタートして、慣れてきたら同居を検討する、というパターンもあります。
まとめ
友情結婚の住居選びに正解はありません。同居でも別居でも、お互いが心地よく暮らせる形を見つけていけばいい。
最初から完璧を目指す必要はなくて、「なんか違うな」と思ったら話し合って調整していけばいい。そのフレキシブルさこそ、友情結婚の強みだと思います。
賃貸住宅を探す際は、国土交通省の住宅セーフティネット制度も参考にしてみてください。住まい探しのサポート情報が掲載されています。
同居・別居・週末婚の比較表
「全部同居」か「全部別居」かの二択だけでなく、実は中間の選択肢もあります。最近のMITRA利用者の中で増えているのが「週末婚」や「部分同居」という折衷案。ざっくり比較するとこんな感じです。
| スタイル | 月間コスト目安(東京圏) | 一人時間の確保 | すれ違いリスク |
|---|
| 完全同居 | 家賃1軒分+生活費 | ◎(個室確保次第) | △(生活音・家事で揉めやすい) |
| 週末婚 | 家賃1軒+もう1軒の維持費 | ○ | ○ |
| 完全別居 | 家賃2軒分 | ◎ | ◎(ただし距離感が出過ぎる懸念) |
「週末だけ一緒、平日は別々」のスタイルは、同居のメリット(経済性・家族としての実感)と、別居のメリット(自由度)を中間的に取れる選択肢。友情結婚にはかなり相性がいいと感じます。
住まいを決める前に話し合っておきたい7項目
物件を内見しに行く前に、ここだけは口頭で擦り合わせておくと後の手戻りが減ります。
- 生活リズム(朝型・夜型の違い、リモートワークの有無)
- 一人の時間がどれくらい必要か(1日・1週間単位で)
- 家賃の分担方法(折半・収入比・項目別など)
- 個室の有無と広さの希望
- ペット・観葉植物・趣味の道具のスペース
- 来客(友人・実家の親族)の頻度と対応
- 2〜3年後の見直しタイミング(転職・転居などの想定)
この7項目を紙に書き出して、物件の条件に落とし込んでいく。物件を探し始めてから話し合うと、営業の人を待たせながら揉めることになるので、事前の擦り合わせがいちばんコスパが良いです。
「変えやすい契約形態」を選んでおく
最後にひとつ実務的な話。友情結婚における住まいは、2〜3年スパンで「やっぱり別居にしたい」「同居を試したい」という見直しが起きやすい領域です。
そのため、初回の住まい探しでは 解約の自由度が高い賃貸物件を選ぶのがおすすめ。定期借家契約よりも普通借家契約、家具家電付きで初期費用が小さい物件、2年ではなく1年単位で更新できる物件など、「あとで動きやすい」状態を優先しておくと、関係の変化に住まいを合わせやすくなります。
持ち家を共同名義で買うのは、関係が3年以上安定してからでも遅くありません。最初から理想の終の棲家を目指すより、「今のフェーズに合う住まい」を軽やかに乗り換えていくくらいの感覚が、友情結婚には合っている気がします。
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