MITRA
ブログ一覧に戻る
| ミトラ編集部| 約12分で読めます

友情結婚アプリで「いいね」待ちのまま何ヶ月も動けない人へ|受け身になる3つの理由と今日からできる6つの抜け出し方

友情結婚アプリを入れたのに、自分からはなかなか動けない。これは性格の問題というより、友情結婚アプリ特有の、受け身になりやすい構造のせいだったりします。

「受け身志向」って何のこと?

友情結婚アプリを使っている人の多くは、自分から積極的に動くより「相手からのアクションを待つ」姿勢になりがちです。通常のマッチングアプリ以上にその傾向が強く、マッチングが停滞する原因にもなっています。

なぜこんなにも受け身になってしまうのか。背景には大きく3つの理由があります。

理由1:実は、そこまで結婚したいわけじゃない

「とりあえず登録しただけ」「親に勧められて始めた」。そんな人、意外と多いんです。

婚活サービスを使い始めても、いつの間にかログインしなくなってフェードアウトしていく層は一定数存在します。周囲で結婚する人が増えて焦り、「とりあえず」始めてみたものの、動けないまま時間だけが過ぎていく。友情結婚の世界でも同じ現象は起きています。

「最終的にこうなりたい」という具体的なビジョンがない、あるいはそもそも考えていない。だから流れに任せてしまう。気づけば「登録はしたけど動けない」状態に。

LGBTQ+の当事者の場合、心のどこかで「一人で生きていく」覚悟を抱えていることも少なくありません。偏見や周囲の目を気にして、結婚やパートナー探しにどこか冷めた視点を持ちやすい。「どうせ自分は本気になれないんじゃないか」と感じて、表面上はアプリを使っていても実際には受け身、という状態に陥りやすいのです。

友情結婚、気になったら

まずは無料で登録して、どんな人がいるか覗いてみませんか。

理由2:過去のマッチングアプリ体験が影響している

一般的なマッチングアプリでは、特に女性の場合、「女性」として登録するだけで大量の「いいね」が送られてきます。写真やプロフィールをほとんど書いていなくても、です。マッチングすれば数十件から数百件のメッセージが一度に届くことも珍しくありません。こうした体験を通じて「待っていれば相手からアプローチが来る」という感覚が強化され、友情結婚アプリでも同じ姿勢をとってしまうわけです。

大量のメッセージを受け取ることで「自分は選ぶ側」という意識が定着しやすくもなります。

男性ユーザーは逆の体験をしていることが多い。「いいね」を送っても反応がない、メッセージを送っても既読スルー。そんな経験を繰り返すうちに「どうせ反応はない」と諦めてしまい、自分から行動する意欲を失っていく。

友情結婚を希望するゲイの男性の場合は、そもそも女性に恋愛的な興味がないため、アプローチのきっかけをつかみにくいという事情もあります。アセクシャルの方にとっても、恋愛的なアプローチの「型」がないぶん、最初の一歩が踏み出しにくい面があります。「どう行動すればいいかわからない」と感じて、受け身になりやすいのです。

理由3:「してもらう」のが当たり前という文化

恋愛や婚活には「男性がリードし、女性は待つ」という文化が、いまだに根強く残っています。「男性からアプローチして当然」「女性は選ぶ側」という暗黙の前提も同じ。古い価値観って、思っているよりしぶといんですよ。内閣府男女共同参画局の調査研究を見ても、結婚や役割分担に対する意識の偏りは世代をまたいで残っている。つまり「男性が動いて当然」という空気は、その人の性格の問題じゃなく、社会のほうに染みついた前提なんです。だから、自分が受け身なのは「ダメだから」じゃなくて、こういう空気の中で育ったから。そう思えると、少し肩の力が抜けます。

心理学的にも、人は拒否されるリスクを避けようとする傾向(リスク回避傾向)があります。「自分から動くより、相手からアクションしてもらう方が安心」と感じて、受け身を選びやすい。

受け身から抜け出すためのヒント

思い切って活動をやめてみる

「とりあえず登録しただけ」「周囲に流されて始めた」という気持ちなら、いっそやめてみるのも選択肢です。

「周りがしてるから」という理由で続けても、心から納得できる結果にはつながりにくい。「自分は本当に結婚したいのか」「どんな人生を歩みたいのか」を立ち止まって考える時間を持つ方が、長期的にはプラスになります。やめることは「諦め」ではなく、「自分の意志で選ぶこと」です。

小さなアクションから始める

最初から長文メッセージを送る必要はありません。相手のプロフィールの一部に「その趣味、自分も好きです」「この考え方に共感します」と短く触れるだけで十分。こうした小さなアクションが「まず動いてみる」という習慣をつくり、行動のハードルを下げてくれます。

相手も同じ不安を抱えていると知る

「自分から動くのは怖い」と感じているのは、あなただけじゃありません。多くのユーザーが同じように受け身志向に悩んでいます。あなたが一歩踏み出せば「行動してくれて嬉しい」と思う相手は意外と多い。

プロフィールに「話題のきっかけ」を仕込む

行動をラクにするもう一つの方法は、プロフィールに会話のきっかけになる内容を入れておくこと。プロフィールの書き方は「友情結婚プロフィール講座」で詳しく解説しています。

「最近は登山にハマっています」「映画は邦画より洋画派」といった一文を加えると、相手からメッセージが届きやすくなるだけでなく、自分も相手に質問を投げかけやすくなります。

オンラインからオフラインへ

友情結婚は生活に直結するので、いつまでもアプリ内のやり取りにとどまっていても仕方ありません。早めにオンライン面談やカジュアルな対話に進む意識を持つと、受け身から主体的な行動へ自然にシフトできます。

失敗してもいい

最初のメッセージがスルーされても、それは「自分に価値がない」わけじゃない。単に相性が合わなかっただけです。失敗を恐れず試すほど、いい出会いに近づきます。

受け身を抜け出した利用者の声

ここからは、実際に受け身ループから抜け出した方の話を紹介します。以下の声は、MITRAの運営や日々の相談の中で寄せられたものがもとになっています。MITRAはプライバシーポリシーを公開して運営しているサービスです。セクシャリティに関わる情報を預ける以上、「誰が、どんな体制で運営しているのか」が見えることは、安心して一歩を踏み出すための土台になります。なお、以下のエピソードはプライバシーに配慮して、一部内容を変えています。

Kさん(30代女性・アセクシャル)の場合

登録から半年間、Kさんは「いいね」を返すだけのいわゆる完全受け身ユーザーでした。

「相手から来たメッセージに返すのは平気なんですけど、自分から最初の一通を送るのが本当に怖くて。スルーされたら立ち直れない気がしてました」

転機は、半年経っても進展ゼロという現実を突きつけられたとき。「このままだと一生終わる」と腹をくくり、プロフィールに共感できる文言があった人へ「ここに反応しました」とだけ送る運用に切り替え。最初の3通はスルーされたものの、4人目からラリーが続き、3か月後にはオフラインで会う関係に発展しました。

「スルーされたって何も失わない、って身体でわかってからは動けるようになりました」※プライバシーに配慮し一部内容を変更しています。

Tさん(40代男性・ゲイ)の場合

逆パターン。Tさんは普段の生活ではむしろ社交的なタイプですが、友情結婚アプリでは女性とのコミュニケーションのコツがわからず、半年ほど傍観モードでした。

「ゲイの自分が女性に声かけていいのか、っていう謎の遠慮があったんですよね。でも友情結婚アプリの女性ユーザーは、男性からのアプローチを待ってる人が大半って気づいてから一気にラクになりました」

ターゲット層の意識のズレを修正しただけで、メッセージ送信数が月2通から月15通に。半年後には現在の妻と入籍済み。※プライバシーに配慮し一部内容を変更しています。

二人に共通しているのは、「動かないことのリスク」を体感した瞬間に切り替わっている点だ。受け身は安全に見えて、実は機会損失というコストを払っているだけ。そこに気づくのが第一歩になります。

年齢層別:受け身がいちばん致命的なのは30代後半以降

友情結婚アプリには20代から50代まで幅広い世代がいて、年齢で参加できる・できないが決まるものではありません。ただ、受け身姿勢のコストは年齢で大きく変わってきます。

20代なら「気が向いたら動こう」で半年放置しても、その間に状況が劇的に悪化することは少ない。やり直しが効く時間がたっぷりある。

30代後半以降になると話が変わります。理由は大きく2つ。

ひとつは時間の物理的な制約。アプリ登録→マッチ→対面→交際→入籍までは最短でも半年〜1年。さらに「結婚後すぐ妊活したい」なら追加で時間が要る。受け身で半年溶かすと、その半年は後で取り返せない。子どもを希望するなら、年齢は気持ちでどうにかなるものじゃなく、現実的な制約として効いてきます。国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査を見ても、結婚や出産のタイミングは年々後ろにずれている。だから「ほしいなら早めに動く」というのは精神論ではなく、ただの逆算の話です。

もうひとつは候補プールの問題。30代後半〜40代と進むほど「友情結婚に本気な同世代」の絶対数は徐々に減ります。受け身でいるほど、その少ない候補のうち「自分を見つけてくれた人」だけが選択肢になる。自分から動けば候補プール全体にアクセスできるのに、待っているだけだと「見つけてもらえた数=候補数」になってしまう。

男性側にも同じ重さがあります。ゲイ男性で多いのが「親が元気なうちに家族の形を見せておきたい」と「子どもを持ちたい」という2つのモチベーション。どちらも30代後半・40代になってから動き始める人が多いんですが、ここで受け身に回ると、親世代の体力的なリミットや、パートナー(多くはアセクシャル女性)の妊娠出産のタイムリミットと、自分の婚活ペースが完全にズレます。社会的なポジションが固まる30代後半は、仕事の忙しさを理由に「アプリは週末だけ」となりがちですが、その「週末だけ受け身」がいちばん時間を溶かすパターン。

加えて見落とされがちなのが、年齢を重ねるほど「失敗を恐れる気持ち」が重くなること。20代なら「スルーされても次行こ」で済んでいたのが、30代後半・40代になると「また断られたら今度こそ立ち直れない」「同年代に取り残されている自分を直視したくない」という心理が強くなりがちです。社会的な立場が固まる分、プライドが守りに入る側面もあります。これがあると、自分から動くたびにそのリスクと向き合うことになるので、結局「送らない=傷つかない」を選んでしまう。実際にはスルーされても何も失わないという事実は20代も40代も同じなんですが、体感コストの差で行動量だけが下がっていく。受け身は「安全策」に見えて、その実、加齢で増えていく恐怖を放置する選択肢でもあります。

年齢を言い訳にしないのと同じくらい、年齢を理由に受け身にならないのも大事です。とくに30代後半は、ここの切り替えが半年・1年単位の人生設計に直結します。

友情結婚アプリの「受け身」に関するFAQ

Q. 何通くらい送ればやり取りが続く相手に出会える目安?

マッチング自体は「いいね」がお互い揃った時点で成立します。問題はその先のメッセージ。利用者の声をまとめると、メッセージのラリーが続く相手に出会うまで「平均10〜20通」というのが一つの目安です。最初の数通でスルーされたからといって「自分には向いてない」と判断するのは早すぎます。やり取りを途切れさせないコツは「友情結婚でうまくいくコミュニケーション術」でまとめています。

Q. プロフィールが弱いと受け身でもしょうがない?

逆です。プロフィールが弱いと「いいね」自体が来ないので、待っていても何も起きません。受け身体質を変える前にプロフィールを見直すと、自分から動かなくても会話が始まる確率が上がります。「アプリで出会えないのはプロフィールのせいかも」と感じている人は「友情結婚アプリで出会えない原因はプロフィール?」もあわせて読むと、つまずきどころが具体的に見えてきます。

Q. 「いいね」だけして放置されるのが続く時は?

相手が忙しい・他の候補と並行している・単に判断保留中、など理由はさまざま。そもそもMITRAは設定によっては「いいね」しなくてもメッセージを送れる仕様なので、気になった相手にはいいねと同時に一文添えて送ってしまうのが効率的です。「プロフィールのここに惹かれました」「ここに共感しました」程度で十分。先にメッセージが入っていると相手の判断材料が増えるぶん、いいねだけより返信率は体感で上がります。それでも反応がなければ、相性が合わなかっただけ。

Q. 友情結婚アプリの「受け身」は普通のマッチングアプリと違う?

違います。普通のマッチングアプリは「恋愛」というわかりやすい目的があり、しかも「相手の顔が好み」「話してて楽しい」みたいなシンプルな判断軸が機能するぶん、受け身でも何となく流れていきます。一方で友情結婚は「お互いの人生設計をすり合わせる作業」が必須で、見た目や瞬間的なフィーリングだけでは前に進まない。受け身のままだと、ほぼ間違いなく停滞します。お見合いに近い性質を持つことを意識すると動きやすくなります。

Q. 自分から動くべき?相手を待つべき?

「相手からアプローチしてくれるのを待つ」というのは恋愛由来の暗黙ルールで、友情結婚アプリでは機能しません。性別やセクシャリティに関係なく、気になった側から動いたほうが時間を無駄にしません。とくに女性側から動いたケースのほうが成婚に至る割合が非常に高いのが、友情結婚した人たちに共通する傾向です。動き出すときの進め方は「友情結婚の相手探しはMITRAと結婚相談所どっち」でも整理しています。

結局のところ

受け身になる理由をいろいろ書いたけれど、突き詰めると「待っていても何も起きない」の一行に尽きます。スルーされても実際には何も失わないので、気になった相手には自分から一文だけ送ってみる。それだけで停滞はだいたい抜けます。最初の一通の書き方は友情結婚アプリの初回メッセージ例文、相手の見極め方は安心できるパートナーシップの作り方に。


さいごに

「お互いがいいねしたのにメッセージくれない」という理由で通報ボタンを押さないでください。自分から声かければいいだけですよ。ほんと、頼みます。

友情結婚についてもっと知りたい方へ

友情結婚マッチングアプリ「MITRA」で、あなたらしいパートナーシップを見つけてみませんか。

関連記事

友情婚・友達婚とは?友情結婚との違いと、呼び方が複数ある理由

友情婚・友達婚とは?友情結婚との違いと、呼び方が複数ある理由

「友情婚」「友達婚」「友情マッチング」と、検索すると少しずつ違う言葉が出てくる。これらが友情結婚とどう違うのか、なぜ呼び方が複数あるのかを、言葉の成り立ちや偽装結婚との違いも交えて整理した。

ミトラ編集部
恋愛感情がないからこそ大切にしたい、友情結婚での信頼関係の築き方

恋愛感情がないからこそ大切にしたい、友情結婚での信頼関係の築き方

友情結婚は恋愛という接着剤がない分、信頼を意識的に積み上げる必要があります。会話のテクニックよりも、時間をかけて「この人なら大丈夫」を育てる日々の習慣に絞って、実際のカップルの事例から整理しました。

ミトラ編集部
30代で「結婚まだ?」と聞かれ続ける人へ。プレッシャーを手放す5つの実践と友情結婚という選択肢

30代で「結婚まだ?」と聞かれ続ける人へ。プレッシャーを手放す5つの実践と友情結婚という選択肢

親や職場からの「結婚まだ?」がしんどい。受け流し方と、恋愛結婚以外の選択肢としての友情結婚について、実際に聞いた話をもとに書いた。

ミトラ編集部
ゲイだけど結婚したい|婚活の方法と友情結婚という選択肢

ゲイだけど結婚したい|婚活の方法と友情結婚という選択肢

ゲイ男性が「結婚したい」と思ったとき、どんな選択肢があるのか。友情結婚でパートナーシップを始めるまでの流れも含めてまとめました。

ミトラ編集部
40代後半からの友情結婚体験談|ゲイ男性が語る「遅すぎると思っていた婚活」のリアル

40代後半からの友情結婚体験談|ゲイ男性が語る「遅すぎると思っていた婚活」のリアル

40代後半のゲイ男性が友情結婚を決意するまでの葛藤と、アセクシャルの女性との出会い。年齢を理由にためらっていた婚活のリアルな体験談。40代ならではの強みとは。

ミトラ編集部