友情結婚を考えている方にとって、実際に経験した人の声は何よりも参考になるはず。
今回は、友情結婚を経験した方々から寄せられた「やってよかったこと」と「後悔したこと」をまとめてお届けします。友情結婚の基本については「友情結婚とは?」をご覧ください。
やってよかったこと
ケース1:徹底的な話し合い(30代・Aさん)
「結婚前に100項目以上のチェックリストを作って、2人で全部話し合いました。子どものこと、親の介護、仕事、趣味の時間、家事分担...。面倒だと思われるかもしれませんが、これが本当によかった」
Aさんは、話し合いの結果をドキュメントに残し、お互いが見返せるようにしたそうです。口約束だけでなく文書化しておくこと、定期的に見直す機会を設けることがポイントだったとのこと。
ケース2:お試し同居(40代・Bさん)
「いきなり結婚ではなく、まず3ヶ月の同居をしました。生活リズムの違いや、細かい習慣の違いが見えてきて、結婚前に調整できました」
Bさんは、お試し同居中に「これは無理かも」と思う点が見つかったものの、話し合いで解決策を見つけられたとのこと。同居してみないとわからないことは多いし、問題が見つかっても一緒に考える姿勢があれば乗り越えられます。
ケース3:第三者への相談(30代・Cさん)
「友情結婚について理解のあるカウンセラーさんに相談しながら進めました。2人だけだと煮詰まることも、第三者の視点で冷静に整理できました」
専門家や信頼できる第三者の存在は心強い。LGBTQ+フレンドリーなカウンセラーを探すと安心です。
後悔したこと
ケース4:親への説明を後回しにした(30代・Dさん)
「友情結婚であることを親に言えないまま結婚しました。今でも『孫はまだ?』と聞かれるたびに辛くなります。最初から正直に話しておけばよかった」
親への説明は、友情結婚における最大の難関のひとつ。後から伝えるよりも、最初から正直に話す方が長期的には楽になることが多いようです。失敗事例については「4ヶ月で離婚に至った友情結婚の話」も参考にしてください。
全てを話す必要はないけれど、嘘はつかない方がいい。「子どもは考えていない」など、伝えられる範囲で伝えるのがいいと思います。
ケース5:生活費の取り決めが曖昧だった(40代・Eさん)
「なんとなく折半でいいよね、という感じで始めたら、後からモヤモヤが溜まりました。収入差があるのに同額負担は不公平だったと今は思います」
お金の話は具体的な数字で決める。収入比で負担を分けるなど、公平感を大切にしたいところです。友情結婚の家計管理についてはこちらで詳しくまとめています。
ケース6:1人の時間を確保しなかった(30代・Fさん)
「せっかく一緒に住むのだからと、毎日一緒にいようとしていました。でも、それがストレスになってしまって。もっと早く『1人の時間』の大切さを話し合えばよかった」
友情結婚では、恋愛結婚以上に距離感やルールの調整がポイントになります。お互いの「1人になりたい時間」を尊重すること。別々の部屋を持つ、外出する日を決めるなどの工夫をしているカップルも多いです。
ケース7:外部パートナーのルールが曖昧だった(30代・Gさん)
「お互いに外で恋愛するのはOKというゆるい合意で始めたんですけど、具体的なルールを決めてなかったら、相手の恋人が家に来るかどうかで大モメに。事前に数字と場所まで決めておけばよかったです」
「自由」と「無法地帯」は紙一重です。外部パートナーを認めるなら、「家に連れてこない」「お互いに存在は共有するが名前は言わない」「泊まりの頻度は月何日まで」など、具体的な数値で線を引いておくのが安全策。曖昧な合意は、あとで一番揉める領域です。
ケース8:事前に親を会わせておいてよかった(40代・Hさん)
「結婚前に、私の親に相手を紹介して『友人として家族になる形を選んだ』と伝えました。最初は渋い顔をしていたのが、数回会ううちに『あの人ならまあ…』に変わっていました。いきなり入籍報告するより、階段を設けたほうが反応がマイルドでした」
親への説明は、いきなり結論を持っていくよりも、時間をかけて相手の人となりを知ってもらうほうが軟着陸しやすい。とくにLGBTQ+当事者の場合、親世代の理解には時間がかかることも多いので、「会う機会を積む」という戦略は有効です。




