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友情結婚での将来設計|老後の暮らしとライフプランの立て方

友情結婚を考えている人にとって、「この先どうなるんだろう」という漠然とした不安は、誰しも一度は感じるものだと思います。

恋愛感情がベースではないぶん、将来について冷静に話し合えるのが友情結婚の強みではあるものの、じゃあ具体的に何を決めておけばいいのか、老後はどうするのか、となると意外と情報が少ない。友情結婚における将来設計について、できるだけ実践的な話をしていきます。

なぜ友情結婚こそ将来設計が必要なのか

恋愛結婚だと、「愛があればなんとかなる」という楽観的な見通しで結婚生活をスタートさせるケースは少なくありません。それが悪いとは言いませんが、結果として将来設計が後回しになりがち。

友情結婚は違います。最初から「一緒に生きていくためのパートナーシップ」という認識があるからこそ、将来のことも具体的に話し合える土壌がある。この強みを活かさない手はない。

とはいえ、「将来のことを話し合おう」と言われても何から手をつけていいかわからない人も多いはず。友情結婚で特に押さえておきたいポイントを整理してみました。

老後の住まいをどうするか

将来設計で避けて通れないのが住まいの問題です。友情結婚の場合、同居・別居のスタイルも人それぞれですが、老後の住居についてはあらかじめ話し合っておいた方がいい。

たとえば、今は別居婚でそれぞれ賃貸に住んでいるとして、70代、80代になったときも同じスタイルを続けるのか。どちらかの体調が悪くなったらどうするのか。施設に入ることも視野に入れるのか。こういった話は若いうちにしておいても早すぎることはありません。50代60代になってから慌てて考え始めると、選択肢が狭まっていることに気づいて焦ることになります。

MITRAを通じて友情結婚したあるカップルは、30代のうちから「60歳までに住宅ローンを完済できる物件を一緒に買おう」という目標を立てたそうです。同居はしないけれど、同じマンションの別の部屋を購入して、何かあればすぐに駆けつけられる距離感を保つ。そんな形もあります。(※プライバシー保護のため、一部内容を変更しています)

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老後資金の目安と準備

生命保険文化センターの2025年度調査によると、夫婦二人暮らしの場合、老後の生活費として最低でも月24万円程度が必要とされています。ゆとりある生活を送りたい場合は月39万円ほど。この数字を見ると、年金だけでは心もとないと感じる人も多いでしょう。

友情結婚では子どもを持たない選択をするカップルも多いため、教育費がかからないぶん、老後資金に回せるお金は比較的確保しやすい傾向にあります。ただし、だからといって安心していいわけでもない。

具体的にどのくらい貯めればいいかは生活スタイルによって大きく変わりますが、整理しておきたいのはこんなところです。持ち家か賃貸か(賃貸なら老後も家賃がかかり続ける、持ち家なら修繕費や固定資産税を考慮)。年金の見込み額は「ねんきん定期便」で確認できます。退職金の有無と金額。iDeCoNISAなど税制優遇のある制度を活用しているか。こういった情報を洗い出した上で、足りない分をどう補うかを考えていく。

介護が必要になったらどうするか

将来設計で見落としがちなのが、自分たちの介護問題。親の介護については別の記事で触れていますが、ここでは「自分たちが介護を必要としたとき」について。

友情結婚では恋愛結婚と比べて「相手に介護してもらう」という前提が薄いケースが多い。パートナーとして支え合う気持ちはあっても、身体的な介護まで期待するかどうかは人によって異なります。

だからこそ、どこまでお互いに頼るのか、どこからは外部サービスを使うのか、その線引きを話し合っておくのが大切。「日常的な見守りや通院の付き添いはできるけど、入浴介助は難しい」「認知症になったら施設に入りたい」「延命治療はしてほしくない」など、具体的なレベルで話しておくと、いざというときに迷いが減ります。

ライフプラン表を作ってみる

漠然と将来のことを考えていても、なかなか具体化しない。おすすめなのは簡単なライフプラン表を作ってみることです。

Excelでもスプレッドシートでも紙に手書きでも構いません。横軸に年齢(今の年齢から90歳くらいまで)、縦軸に「収入」「支出」「イベント」「貯蓄残高」などの項目を設けて、ざっくりでいいので数字を入れてみる。すると「このままだと65歳で貯蓄が底をつく」「70歳でマンションの修繕積立金が大幅に上がる」など、将来の課題が見えてきます。課題がわかれば対策も立てやすい。

友情結婚のパートナーと一緒にこの作業をすると、お互いの価値観や優先順位の違いも見えてきます。「自分は旅行にお金を使いたいけど、相手は貯蓄重視」といった違いが出てくることもあるでしょう。それを責めるのではなく、どう折り合いをつけるかを話し合う材料にしてください。

定期的な見直しを忘れずに

ライフプランは一度作ったら終わりではありません。収入が変わったり、健康状態が変化したり、社会情勢が変わったりすれば、当然プランも見直したほうがいい。

年に一度くらいは、パートナーと一緒にライフプランを見直す時間を設けるといい。「去年立てた計画は順調か」「新しく考慮すべきことはないか」をチェックする習慣があれば、将来への不安も少しずつ減っていくはずです。

友情結婚は、感情に流されずに人生設計できる関係性。その特性を活かして、安心できる将来を一緒に築いていけたらいいですね。

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